あまりいい話じゃなかったかな?
石井竜也
13.05.21 15:53
ごめんなさいね。ここでは、石井竜也も一人の大人であり、日本人。みんなが気がついていない、あるいは、考えないようにしている事も、言わなきゃならない。「そういうのを、おせっかいっていうの!」と怒られそうですが、何となくみなさんも気がついている事だと思うので、文字にしてみました。確かに、こうして文字にしてみると、随分と、酷いもんだ・・・と自分でも思う。だけど、戦争とはそういうもんです。極限状態の中で「紳士道」なんて持ち出せる訳がないのです。だいたい初めから愚かしい事をやってる訳ですから、徹頭徹尾、愚かな事で、塗り固められて行く物なのです。だから戦争なんてしちゃだめなんです。それから、「大人になりたくない」・・・という意見もありました。そう、誰も大人になりたくてなっている人は少ないです。宇宙には限られた時間があります。そこでは、絶対に大人にならざるを得ないのです。そうすると、自ずと責任も出てくるし、自分がいやでも社会的なモラルも問われてくる。法律だって厳しくなるし、税金だって取り立てられる。今回のまるで「慰安婦斡旋会見」のような事を、責任ある人物がすれば、社会からは、それなりの制裁が下ります。まあ、あれは大人とは言えませんけどね。世の中には、言ってはいけない事、言うなら言い方をよほど考えないと行けない事、つい、うっかり言ってしまった事、覚悟して言わなければならない事が、あります。そういう事柄は、全て、社会という規範に危うげに浮かんでいる「浮き橋」のような物なのです。確かに橋ではあるので渡れるのですが、ゆらゆら波に翻弄されているから、なんとも渡りづらい。落ちれば、そこは海。または深い川という具合に、足下なんか、ないに等しい。それが世界情勢や経済機構だと思った方がいいでしょう。そこには、愛情も、人情も入ってはいけません。あるのは乾燥した金融砂漠だけ。しかも、その砂漠には、金塊もうまってるわけで、そこでは壮絶な「金塊争奪戦」が繰り広げられている訳です。日本は、その殆ど真ん中にいます。昭和は、殆どアメリカのマネーロンダリングの基地として使われて、今じゃ、世界の銀行になっている。だけど、あくまでこれはアメリカを世界の中心と見なしての話です。どの国も、世界地図は違います。イギリスに行った時に見た世界地図のなんと凄い事!日本が引き延ばされて、亜細亜中に細長く広がっているんです。このように、世界地図はどの国も形が違うのです。太平洋なんて、とんでもなく小さく描かれたりしてね。世界地図を見るなら地球儀にしましょう。人はそれだけ、自分を中心に考える動物なんです。だから無理しても他人の立場も考えなければならない。別に悪い見本をお手本にすることもないしね。大人になるというのは、その悪いお手本も読んでしまう事があるという事。決していい気持ちじゃない。だけど、大人達も悩んでいるのは、悪いお手本の中に、かすかに、真実も隠されているところ。これが厄介なんです。逆に良い本と思っていた、あるいは良い本であるとその時代においては思われていた物が、ある日、悪い本に逆転する事もある。良い本と悪い本にハッキリ区分けされていれば事は簡単明瞭なのですが、この狭間の「良いけど悪い本」と、「悪いけど良い本」も存在するんです。しかも、その割合の方が多いと来てる。だいたいの大人は、そのグラデーションの中で必死に、良い本の方に向かおうと思っているのですけど、時々、悪い本に憧れる奴も出てくるんです。こいつらが、本当に世の中を混沌とさせる。憧れているだけに、戻す事が出来ないんです。くれぐれも、この仲間には、入らないように10代の方々は、肝に銘じておいて下さいね。でも、大人になる事も悪い事ばかりじゃないんだよ。それは、30代にならないと解らないかも?君らからしたら、おじちゃん、おばちゃんかもしれないけど、彼らは人生の意味を解り始める年頃なのです。その意味を理解した時には、人は死を迎える年齢になっている。だけど、生きて行く事になにがしか意味を見いだす事は、人生の大命題なのですから、無駄な恋はないし、無駄な経験もないんです。全ては経験という教育になっている訳ですね。ここで10代の諸君に言っておきますが、何がどう変わっても、人の「愛情」だけは、どの国もどの世界も、信頼されます。これだけは人間の一番良いところなのも、絶対に忘れてはいけないところだと思いますよ。