自転車は危険な乗り物!
石井竜也
13.05.22 12:48
まず、自転車は危険な乗り物である事を認識しましょう。小さな子供の横を、高速で走り去るスポーツマン気取りの自転車野郎を見ると、頭に来ます。歩行者専用の道路でのこの悪逆非道な行為は、危険行為である事。また、法律での罰し方がまだ曖昧である事などから、自転車野郎の横暴は始まっているんです。これは、まず大きなところで言えば、これだけの自転車文化が盛んになってきているにも関わらず、自転車走行用の車線を作っていない国の政策がまず大きい。近年、自転車と車はもちろん、自転車同士、あるいは自転車と老人の追突や、自転車に乗せた小さなお子さんの悲惨な事故が多発しているのも、法整備がこの分野でなされていないからです。今の自転車は何段階ものギアチェンジを行えるようになり、また曲乗りが出来るようにマウンテンバイク並みの力を発達させた物まで、多種多様な、物に変化しています。スポーツには、おのずと、ルールがあります。しかし、このルールは、あくまで社会の中に当てはめられる物ではありません。同じような、筋力と鍛錬をして競うべき場所での競争は、どれだけしても良いと思います。でも、このまま、同じくらいの迫力で、歩道を疾走する事は、根本が違います。今までの買い物かごをぶら下げてママチャリで、チリンチリンなんてもんじゃない。ある意味、バイクに近いのです。自転車は、かなりのスピードで走れます。仮に30キロのスピードで走行した場合(これは猛スピードですか・・・)そのまま歩行者にぶつかれば、重傷は免れません。もちろん、体の露出した乗り物ですから、地面に叩き付けられた自転車野郎も、大きな怪我を負う事でしょう。この危険環境を、なぜキチンと道路整備がなされないのか?まあ、日本の道路事情で、自転車の車線を引いたらきっと、車は走行出来なくなるのかもしれないけど、せめて県道クラスの道路には、引けると思うな。高速道路も大切だけど、多発する自転車事故の事も考えてほしいもんだね。強いては、ハンディーキャップを持っている人たちの手助けにもなるという事が、まだこの国では、理解されていない。子供と老人に厳しい国・・・。これは本当の文明国じゃないね。オリンピック・パラリンピックを語るなら、まず、この辺の意識開拓が必要じゃないかな?気まぐれに乗れる物だからこそ、隔離しないと危ない。どの乗り物も、安全な走行は出来る訳で、決して気配りをすれば危険な事は無いとは思うのだけれど、人間には感情という物があるし、心理的なミスというのもある。だからこそ、ただ「マナーを守りましょう!」だけじゃ、だめなんだ。そこはインフラを整備してから罰するべきじゃないかな?