MIND BBS 〜掲示板〜

戦争の定義。

石井竜也

13.05.25 22:15

戦争とは一体なんなのか?国を挙げて崩壊を破壊と混沌の嵐の中に叩き込む。あらゆる地獄を経験させても、尚、終わる事がない戦争の意味。人の欲望のせいでしょうか?それとも自国の利益の追求のためでしょうか?それとも国の威信を賭けての名誉を守るためでしょうか?・・・・実はこのどれでもないのです。戦争は、侵略される事もあるし、侵略するときもある。そのどちらでもない、コソボや、今のシリアの様に宗教色の強い戦争もあり、その定義は、実はないのです。あるとすれば、それは『憎しみ』の増幅、あるいは、憎しみの爆発とでもいうのでしょう。どちらにしても、どの種類にしても、お互いが絶滅するまで続けられるのが、戦争です。だから、日本も、65年も前に戦争は終わったと思い込んでいるに過ぎない。実は、東京裁判も、原爆の前に報復処置としてみせしめのために行われた大イベントだった事を知っている人は、今では、相当詳しい人じゃないと理解出来ない。あれは、完全に敗戦になるであろう日本人に対する見せしめギロチンだった事を、今では知る人はほんのわずかです。知っていますか、死刑の定義。ローマ時代から、江戸時代から・・・いや、日本でもその昔から死刑はありました。そのほとんどが、悪い事をすると、こうなるよ!という見せしめ的な要素の色濃い刑罰が主流です。その執行は殺人よりも、何倍も残酷なものでした。つまり戦争は、この「見せしめ」に近い感覚なのです。この怖さは、「あいつは相当悪い事をしたから、ああなって当たり前だ!」という民衆の勘違いから始まります。しかも、「ああなるなら、変な事はしない方がいいな」という恐怖政治的な戒めも同時に与えられる訳です。独裁政治の根幹はこの恐怖政治にある事を忘れてはいけません。今の男が戦争をしないと思いますか?自分の妹が敵兵に犯され尽くされ、最後は乳房を切り取って、火にあぶられる映像を見て、立ち上がらない男がいないと、貴女は思いますか?。あるいは、母親が、人形の様に焼き捨てられる現場を見て、それでも、敵国の戦争はしませんと言えますか?自分の幼い子供が敵兵に手と足を切り落とされて、炎に投げ込まれるシーンを見て、それでも俺は戦争はしないと言い切れますか?そうなのです、『戦争』とは、憎しみの連鎖なのです。だから終わりがない。戦争を指示する者の一番の理想はその戦争が末永く続いてくれる事以外ありません。戦争は、あるビジネスサイドから見れば、最高のチャンスなのです。つまり、激情にかられて殺し合う人々の事なんかどうでもいいのです。人口が減ってせいせいするな!くらいの事です。要するに兵器が売れてくれいれば・・・弾丸やミサイルをいっぱい使ってくれれば、その人たちにとっては天国なのです。極端な事を言えば、気の遠くなるような利潤をもつものに捧げる、ビジネスでしかないという事。なんとむなしい結論か?と思う人は、随分と、世界を美しく見ている人です。戦争はつまり「敵と味方」なんていう単純な事ではないのです。言い換えれば、戦争を早く決着させたい当事国と、遠くで見ている、いつまでも長引いてほしい側に別れるという事です。理由なんかどうでもいいのです。だから、戦争はおそろしい。そいつらにしてみれば、涙の和解等、感動でも何でもありません。重大な利益の損失でしかないのです。無意味な渦に巻き込まれないように俺達はじっくりと時代を見極めなければならない。ちなみに、自分の家族や両親を、一番残酷な殺され方をした男が、国外逃亡する事は、誰が見ても、人非人である事は、一目瞭然。鎮静してから帰ってきても、日本人の権利は剥奪されるでしょう。貴女は、自分の恋人が犯され、一番酷い殺され方をした男が、恐怖で逃げたら、許せますか?貴女は今の中国の動向を見て、身の危険を感じませんか?ここから目を背ける事が出来るのなら、世界のどの国にでも亡命すればいい。たぶん、そこでも、逃げたあなたを待ち受ける手ひどい差別が待っています。始めちゃだめだ。絶対に始めたら負けなのが戦争なのです。

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