自分を確かめておく事。
石井竜也
13.07.10 12:54
今、世界では「自分確認」が主流です。「自分確認」とは、自分が社会のどこに位置し、また自分という自覚が備わっているかどうか?という確認です。つまりは、自分の今ある状況を再確認しておこう!という事です。これをする事で、随分と自分が見えてくるのと、現実と夢を切り離して考えられるようになる。これがあっての、清き一票なんじゃないか?ということらしいです。確かに、自分の事が一番解らないし、特に日本人には、「へりくだる」という概念が存在しているので、事が一様に面倒くさい。自分を確認するという行為がどういう事かと言えば、貯金から、自分の色の好みまで全てを、精査して行くということです。こういう時代になると、いつ何時、政府からの「すいませんでした、実は・・・」の嵐が吹き荒れるか解らない。だから、それに備えるための前の段階として、自分の観念的・実質的な確認をしておくのも、確かに悪い事ではなさそうです。人は、目の前の事で頭が一杯になりがちです。そうなると、見えるものも見えなくなってくる。大体は、そう言うときに、大失敗をするもの。だから世界では、今、自分の実態を明らかにしておくというのが、小さなルールになってきているのです。他人の事は意外にもよく見える。しかし、自分の確認作業というのは、おろそかになっているもの。自分を知るためにも、女性であれば、化粧道具一つから見えてくる自分の悪癖や、意外な趣味等、かなりの事が見えてくるのではないでしょうか? いずれにせよ、大人になっても自分のことが解らないで生きてきちゃった!という人は多いと思うんです。自分の再確認をする事で、反省やこれから自分が進まなければならない道も見えてくるかもしれません。こういう確認は、できることならしたくないのです。そんな事より、夢のような薄ぼんやりしている事の方が、どんなにか楽なのですから。だから、全てが遅きに失する事になる。言い換えれば、自分を確認するという事は、自分を捜す事でもある事を、大人になった僕たちは、考えて行かなければならないのかもしれませんね。