MIND BBS 〜掲示板〜

見える年齢。

石井竜也

13.07.24 11:12

物事の本意が見えてくる年齢というのがあります。それは、幾度となく、悔しさで震えたり、死のうか?と、思ってしまったり、涙で前も見えないほど悲しい事があったり、又その反対に、こんなに最高の事があるんだ!とか、これが感動というものなんだ。という実感、そういったあらゆる感覚の実感を経験しないと、絶対に見えない事が世の中には沢山あると思います。「子供は、長〜いロープに縛るのが一番!」ウチのお婆ちゃんの言葉でした。多分、うまく子供との距離を保てない方は、社会生活でも、同じような苦しみを味わってはいませんか?人は「距離」というのが、基本的に大切なのです。動物を見て下さい。誰に教えられたのでもなく、テリトリーを持とうとする。生きるには、自分と他人、親と子、もっと細かく言えば、きりがないほどの人との関係をせざるを得ないのです。その時に一番大切なのは、「距離感」です。親が教える教育の殆どは、この距離感の把握と、信じています。自己を見つめる事も、人との距離から始まります。別にみんなに好かれる必要などないのですが、憎まれたり、嫌われたりするのも得じゃない。人との距離感を保つ事は、自分の発見にも繋がる事だとも思います。「集中力がない」のではなく、多分「集中する物が見つからない」のではないですか?子供の発達機能は、計り知れません。その可能性は無限です。精神科の意見は、時代によって違っています。それを鵜呑みにする必要などありません。極度に甘やかせば、何の防御も出来ない大人になるか、攻撃するタイプになるし、厳しくすれば、大胆な発想をいくら持っていても外に出せない大人になってしまう。これも距離感です。どうせ、子供達もいつかは大人になる日が来る。その時に、自分に責任を持てればそれで良いのです。学校や医者に何を言われようが、信じる事です、可能性を。ただし、彼ら、彼女らがいろんな事に目覚める時には、親である自分はいないかもしれない事だけを、覚悟すべきです。親子は、世代の違いを絶対に乗り越えられない存在です。時間も同じように、未来にしか進みません。どうなるか?なんて、予言者じゃあるまいし、解るはずがない。幼稚園で僕が子供達に絵を教えていた時には、いつも、子供の目と指先しか見ていませんでした。目は真剣度を測るバロメーター。指先は、その子のあるべき姿の未来予想図だと、思っていたからです。自分がそうだったように、言葉にできないイライラが、子供でもあるのです。それを一番端的に表現するのが、目の動きと、指先です。子供が親の目を見ないで話すのは、自信のなさと、何かが隠れている証拠だし、心の表情が一番出るのが指先でもあるのです。だから、お子さんと話す時には、テーブルの上に手を乗せさせて話しましょう。それだけで、随分と、いろんな事が見えるはずです。

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