13.08.19 21:08

呼んで字のごとし、乱れた世の中、または手に負えない狂乱の世界。今の世界情勢や、この熱帯地獄のような気候変動、経済破綻を来す国の多い事・・・強国と言われた国の破綻劇。それも殆どの一部の特権階級の過失と、汚職が原因。いかに「人間が完全」なんかではない事がはじめて赤裸々に世界に発信された時代。下々の俺たちは、機動隊と衝突するしか手段がない。軍国政治を敷いていた国は、もっと悲惨な事があるでしょう。これを神代の時代より人は『乱世』と言ってきたんです。シリアでは内戦が激化し、それはアラブ諸国に飛び火し、エネルギー問題なんか、いつしか、他人事のようになっている。エジプトでは、武力衝突でとうとう800人超もの犠牲者が出てしまった。中国は、内政の腐敗で残虐行為が多発。武力衝突と民間のデモにいとまがない。相変わらず続く少数民族への弾圧。既に崩壊し始めた中国経済界。大金持ちの世界流出が止まらない、世界の企業が見放した中国の末路は、おそらく相当激しい内乱で旧ソビエト連邦のように内側からの崩壊が始まるでしょう。韓国は、今の状態が続けば、日本を攻めるか、北朝鮮との絆を深めて、日本とアメリカを的にする可能性もあるでしょう。この国からたった飛行機で３時間の距離にある国が最大の敵国になるなんて、想像もしたくないですよね。人はどこまで血を流せば、平和の尊さを覚えるのでしょう。私利私欲で国を我が者に動かす少数の超巨大家系。戦争をさせないと、成り立たない事情を持つ強国。『乱世』には、もう一つの意味があります、それはこの国の特性です。日本は、第二次世界大戦でも解る通り、単一民族の持つ特殊な精神構造を持っている国民です。一旦、まとまりだすと、完全に方向を一斉に同じ方向を見始めるという狂気。これは一番気をつけなければなりません。今どちらかと言えば右傾化しつつある日本を、戦争を経験した世代は、「恐怖がまた始まる」と口を揃えて言い始めました。それだけ、この国の置かれた立場があの時代に似ているのでしょう。ここに来ている人たちは、実はもうそれに気がついている人が殆どです。こういう時代に我々は、冷静になるしかありません。合気道は、相手を殺す事はしません。相手の力を利用してねじ伏せるだけで、基本的に間接技が痛くて相手はギブアップするわけです。つまり、相手国の一番弱いところを知るべきです。戦うという事を前提に聞こえるかもしれませんが、向こうが仕掛けてくる事をこの時代は想定しいなければなりません。同じ事を繰り返す事がどんなに愚かかは、日本人なら、全ての共通言語になっていますが、そうは思わない国が、悲しいかなあるのです。そういう現実を考えると、背筋がぞっとしますが、なんとか外交の手段で、戦争だけは回避してもらいたいですね。今の政治家の資質を問われる時代だと思います。こう考えると、米ソ冷戦が、平和に感じてきますね。ベトナムの中国の内政干渉と領海侵犯には、怒りがピークに達している事でしょう。中国をのぞいたASEAN、インドシナ外交と、欧米諸国への関係強化を進める安部政権のあり方は、間違ってはいないと思います。でも、やり方があまりにも辛辣ですね。ここまで近所の国を、無視する外交方針は、おそらく戦後初めてだと思います。果たして、この後の中国、韓国がどう出てくるか？は、誰にも予想がつかない事態に発展している事は確かです。発展というのは、それだけのリスクを犯しているのです。その巨大なリスクの上にしか、経済大国は居座れない者なのです。今更、江戸時代の生活に戻れないのと意味は同じです。『乱世』少なくとも、今の状況がこの言葉に当てはまっていなければ良いのですが・・・。