それぞれのその時。
石井竜也
13.09.17 17:34
被災地を忘れている方はこのサイトには来ないと思います。基本的にその事をないがしろにしてこの国が成り立つとも考えていませんし、だいたいの方は、そこだけは共通ではないか?と、思います。ここの良さは、被災地だけではなく、自分個人の人生を通して、国を考えられる場所であるという事だと思います。仕事や、家庭の事情、自分自身の問題で、手一杯なひともいる事でしょう。でも、ここに書き込む時には、一国民として、みなさん発言に気をつけて書き込んでいるのは、文面からも感じ取る事が出来ます。それぞれの復興、それぞれの被災地への思いは、共有するものではありません。一人一人がそれぞれの立場で、考えて行かなければならないところです。放射能問題、復興支援金問題、風評被害問題、対外交問題、エネルギー問題、ひいては環境問題・・・と、問題を挙げたらキリがないほどの今の日本の状況で、それでもみなさん、よく頑張って考えていると思います。自己反省したり、情報を共有したり、間違いを正したり、議論というより、ここは気持ちの確認場所です。でも、それ以上になっては、いけないのではないか?とも思っています。発言して危険な事柄も多数、今の日本ではありますからね。韓国の問題や、中国の問題など、あまり、手の込んだ事まで論じる事は、在日の方や、深く思いの詰まった場所に生きる皆様には、失礼であると同時に、危険でもありますからね。大きく、自分を眺め、世間の情勢もある程度知り、ひとの心の動向も考え合わせた上で発言したり、参加したりする事は、東北に生きる皆様にとっては、まだまだその余裕を持てる状況にはなってはいないと判断しています。阪神淡路大震災から20年近くが経っても、心の根底では、まだまだ傷付いていらっしゃる方々が大勢いらっしゃします。それを考えても、たったの2年ちょっとで、こういう開かれた場所で当時を語る事が出来るとは思えません。あれだけの恐怖を体験すると、心理学的には、時間が経つほどリアルになるそうです。ですから、想像でも何でも、ここであのときを少しでも感じながら発言したり、別の問題に議論が流れたにしても、必ず東日本大震災、そして明日起こるかもしれない中部地震の不安など、心の中にあるわだかまりを、みなさんと、話し合う事で、心の浄化になれば良いのではないか?と思うのです。どうか、「自分の事だけしか言ってないジャン」と、お怒りにならず、その人その人の人生からの言葉に耳を傾け、一緒に考えて行きましょうよ。結局、小さな事からでしか、始まらないのは、もうみなさん、痛いほど理解しているでしょう?政治や、国政もそうです。一見大きなうねりのように感じますが、一人一人の国民の民意にまかされている訳ですから。そこをもっとこれからは深く掘り下げた議論が出来ると良いですね。この間も、安倍総理とちょっとだけ話すことができましたが、復興の話で熱く語られておりましたよ。問題は複雑です。確かにピラピラすぐにできるこっちゃないのは確かです。これから息の長い支援が必要なんですともおっしゃっておりました。多分、今の日本の状況で真剣にこの国を考えていないひとなんか、いないんじゃないかな?・・・残念ながら、周りが非常に危険要素をはらんだ国々が多すぎますよね。まあ、いろんな観点で物事の精査を、ここで、少しでも出来ればいいのではないか?と、心から思います。