13.10.09 18:44

それで良いんです。子供達に夢を語る時、目線は、あくまで同じ場所にいた方が良い。「おいちゃんな、こないなことしてん、おいちゃん、アホやろ？・・・・な、これどう思う？」大人も子供、人生も言葉だけ、掴めるのは、お金の問題だけであとはどうでも良いみたい。「結局、金かよ」が一番、大人の手前の少年少女には、ショックです。僕には、知能的に多少問題のある友達に教わった事が、たくさんありました。石に隠れたカニをおびき出す作戦とか、空気が冷たくなる息の吸い方とか、嘘をつくと、針を千本も飲まされる事や、川には「ダム」を作るというのが当たり前だというので、見てみたら「橋」だった事とか。横並びにいる友達とは味わえない優しさや楽しさを、こういう子供達に教えてもらったのです。佑司君は小学校３年生で、全く話せない子でした。彼は、画用紙を何重にも赤だけを隙間がないほど塗り固めていて、それをじっと見ていたら、もう帰る時間になっていました。私たちが、人生とか思っている事は、なんだか大きくて、繕って、都合の悪い事は言わないで、まるで夢見心地になる事だけ並べても、仕方ないのですよね。だから、僕もまた『トホホ』なんです。子供の性格は一人一人違う訳だから、その子に合わせた言葉のやり取りも、千差万別ですよね。