13.10.19 21:03

決して「奇麗」じゃない、「美しい」という言葉。僕はこの言葉が大好きです。何も男女の美しさだけを表す言葉ではありません。全ての物に、美しさは、内在しています。一見「グロテスクだ！」と決められてしまった物は、勝手に「気持ち悪いもの」と決めてしまう人間のあまりにも短絡的な美学。一見醜いと思う物の中にも、実は美がある事を、忘れてしまっているのです。人が人と助け合ったり、色とりどりの野原だったり、絶世の美女だったり、古い町並みに霞がかかったり・・・と、決まってしまった美には、意外にも、面白さがない。だれでも、「わあ、奇麗！」とか「凄く、美しい！」とか言える物には、僕はあまり興味がないようです。それよりも、今までは気味の悪い物の中に入っていた仲間の中から、意外な美しさを発見した時！僕はこの瞬間をいつも待っているように思うのです。誰でも奇麗に感じたり、美しい心を感じたりする事は、当たり前の様にも思うのです。自分がいい奴に見られたくない一心で、名前も顔も隠して、ボランティアしている暴走族の兄ちゃんとか、ゴキブリだって、タスマニアのゴキブリは、２０cmもある巨大な物。これが、意外にかわいい。人は言葉にだまされやすい「蛇」イコール「毒」とか？でも毒蛇と言われている物は、全体の１０％にも及ばないのです。人間を食いちぎるイメージしかないサメ、よく見ると、あんな完璧な形を、１０億年も保っているなんて、凄くないですか？こういう生命力も、美しさには入ってくる。では、一番醜い物はなんなのか？それは、「理由も何もない場所に、無理してまで憎む的を作って、悪戯に憎しみだけを増幅させる人間や国家、政治」の事です。これほど、危なく、醜い物はない。これほど、愚かで、おとしめる事しか考えない民族が仮にも居たとしたら、低いだの高いだのの問題じゃなくて、本当に心が腐っています。腐敗した物は、やっぱり美しいとは言えない。やっぱり、人が美しいと感じるには、内に秘めた「心の純粋さ」があるものです。金をせびるだけの人や国家は、誰にも相手にはされなくなるでしょう。自己消滅しだしたら、みんなで助けてあげましょう。