時代と世代。
石井竜也
13.12.11 17:43
その時代にしか味わえない幸せもあれば、苦労もある。一概に、第2次世界大戦の頃が一番辛い時代・・・とも、今の世の中じゃ言えなくなってきてます。それと、世代という事もある。その世代ごとに、見聞きしている物も違えば、価値観も違う。その価値観を共有する事は、不可能に近い。一人の人間の情報量は、もの凄く多いのです。それに、政治や世界情勢なども、原因として挙げられるでしょう。もちろん、個人の所得格差や、それぞれの事情など、数え上げたら切りがない。結局、自分の事をまず、考える事が自然です。人間という生き物は、とっても傲慢です。そして、したたかで、浅はかです。自分の事も出来ないのに、人助けなんて・・・と、僕もよく考えていました。GAも、俺なんかがやっていいのだろうか?とも考えて、悩んだ事もありました。・・・でも、僕は、こう思うのです。「人生は、結局いつ終わるかも解らない。だったら、自分の時間の少しでも、人の事を思う時間に使う事は、そんなに悪い事じゃないじゃないか?」という事です。僕の場合は、9・11NY 同時多発テロが、きっかけで、GROUND ANGELを思いつきました。それからの自分の世間を見る目がだんだん深くなる事に気がついたのです。僕たちが生きているこの国、この惑星は、そんなに穏やかな場所じゃないってこと・・・。そう、思った時に、初めて『人生は短い』と、感じたんです。自分の生きている時代と世代を全うする事は、結局、自分だけの満足では、得る事が出来ない。少なくても、自分の周りや、自分を応援して下さる全ての方々に、できるなら恩返しをしておきたいと、心から感じるようになりました。これは、いろいろな状況を生きる人に出会いながら、立派さも愚かさも、全て、「人」の人生から発せられる事象であるのだから、せめて、何らかの外的な要素、今回であれば、地震や津波、戦争や飢饉、重い病気なども、みんな、なりたくてなる物ではありません。全ては人間社会があるかぎり、自然や、世界政治などの強い力には、誰もが一人であれば・・・無力です。でも、100人が心で思うだけで、500人が、そう思えます。500人がそう思えば、今度は1000人が、思う訳です。そう考えたら、あなたの幸せを願う気持ちがどんなに貴重かが、感じられませんか?