13.12.17 20:38

迷うことは、誰にでもある気持ちの波。迷いのない人生など、つまらないものです。迷うから、勉強もする、失敗もする、ちょっとフラストレーションにもなる。迷いの旅の中にいる時には、意外にも自分が迷っている事さえわからないものです。「迷っている」なんて自覚は、迷いから少し出始めた人が感じる事なのです。迷う事は、そんなに悪い事ですか？迷うから人間なんです。道に迷い、人に迷い、心に迷う。自分の人生が、どんなに辛かったかなんて、人に話しても、あなたの苦しみなんか、他人には１０％も解らないのです。きっと、こう言われます「そう・・・大変だったわね」はい、おしまい。僕はよく悩みを打ち明けられた時にこういいます。「聞くけど、君の歯の痛みまでは解らないよ」ってね。自分自身でしか解決、あるいは、自覚しなければならない事が、人生には沢山あるんです。迷っていられる自分の環境を、まだましだと思う方がいいでしょう。戦場じゃ、迷った瞬間、打たれて死んでます。ステージじゃ、迷った瞬間、観客に悟られます。迷いが許されない世界もあるんです。そんな世の中で、「迷える」なんて、幸せかもしれませんよ。生まれた境遇など、人生とは全く関係ありません。あなた自身が、どれだけ真摯に、真剣に物事に向き合ってきたかが、人には一番大切な事なのです。迷って結構、間違ってなお結構、負けたなら、おめでとう！こういう一見「負の要素」に見える事は、『転ぶ』というんです。転んだら、立てばいい。怪我したら、治るまで少し時間をかければいい。誰もあなたの人生に口出しは出来ない。でも、これだけは覚えておいて下さい。全ての時間は、限りがあります。迷うのも良いですが、時間をかけすぎると、大切な物まで迷わせ、無くす事がある。それに時間は、進んで行くしかないのです。絶対に後ろには行けない。そこで迷おうが、決めようが、おかまいなしに、あなたの時間も過ぎている。僕はこう思うのです、「迷うの結構！でも、その責任は全部自分が背負う」。背負えるなら、いつまでも迷い、悩むのもいいでしょう。でも、「あきらめ」が人生を救ってくれる事もあるのは確かですよ。固くなった心には、誰も入れないし、自分でも入れられないでしょう？でも、多少柔らかくしておけば、救える人生もあるものです。他人だけが自分を救えると思ったら大間違い。自分で救うしかない事も、生きてりゃ、一杯あるでしょう？一番簡単なのが、「あの人のせいだわ」症候群。誰かのせいにして、その場は満足するでしょう。でも、後で気がつくんです。笑われていたのが自分だった事に・・・。