MIND BBS 〜掲示板〜

争いの絶えない1万年。

石井竜也

14.09.19 08:55

世界では常に、小さな火山のように、そこここから噴出する争いの歴史だったのでしょう。どの国にも、やりきれないほどの悲しい歴史はあるものです。ひょっとして、人類とは、そういう風に出来ている生き物なのかもしれない・・・と、このごろ、そう思う方が楽になりました。今なお、亀裂を埋められない、イギリスと、スコットランドの問題は、アイルランド紛争を思い出させます。未だに、続くイスラム国と周辺アラブ国との長い戦争。シリアと、イスラエルの問題も解決できていないのに、始まった新たなる宗教戦争の恐ろしさ。一日に500ものデモが激しさを増すとも言われる中華人民共和国内部で起こっているとされる、中共の内部崩壊を思わせる民族衝突。お隣、韓国は、ついに、敵国に『日本』を名指ししましたね。不思議な事は、経済的にも、主義主張的にも、同じような道を歩いていた国同士が、いとも簡単に、敵意をあらわにし、同盟国を次々に簡単に裏切りながら、自らを孤立させて、突然に『敵国』になってしまう危険さと危うさ。今まで「あり得ない」とばかり思っていた北朝鮮との対話が、開きつつある政治の不思議。あれほど、恐怖に思っていたロシアが、プーチンの来日が決まるほどの歩調を合わせてきたり、てっきり反日しているのか?と思っていた、インドネシアの各国が、日本サイドである事が、明らかになったり、従軍慰安婦の問題の朝日新聞の訂正記事に、巻き起こった日本人の怒りと、呆然とするしかない、あまりにも『嘘』を並べてまで自国を貶めてしまった、その考え方。そんな事を呆然と呆然と見つめていたら、この夏の異常気象で起こった極端な集中豪雨の凄まじさ。それにより多発した地滑り数々、そんな自然災害の悲劇の合間を縫うようにして起こる、誘拐や、変質的事件の数の何と多い事か。政治や宗教も及ばない自然の猛威は、人間の科学では、どうしようもない現実なんですね。考えてみれば、完全な平和な世界など、人類の歴史にはなかった。いつだって、小競り合いと憎しみ、主張の違い、領土争い、宗教的価値の違い・・・僕らは完全に、今、疲れているのかもしれない。経済が、そんなに大切なら、人の人生や、心はどこにシフトすれば良いのだろう。ただただ、お金のために生きているのか?「お金がなかったら、生きて行けないから・・・」僕らは、この言葉に、どれほどの我慢と、努力と、屈辱的な涙を流さなければならないのか?人類と呼ばれる生き物が、文化らしき事物を始めてから約9000年か1万年。戦争、疫病、飢饉、災害・・・同じような事を繰り返していたのではないか?差別、拷問、怨恨、憤怒、怒号、狂乱・・・人びとの心は、常に翻弄され、罪のない者から、殺され、死んで行く悲しい歴史。弱者救済と、叫ばれ始めてからも、どれだけの、何の罪もない人間達が、殺されて行ったか・・・。これが『人間である』となんか、思いたくない。人は、慈愛と、高い精神性を求め、やさしさの光を大切に心にしまい、人生という短い時間の中でも、寄り添い合いながら、鍛え合いながら、生きてきたと、思いたい。幸せは、小さなもの。大きな幸福なんて、きっと望むだけ、戦争になる。科学の発展は、常に、人類自体の存続を自分達で首を絞める材料になって行き、病気を癒すはずの薬でさえ、経済的な道具にされ、ゆっくりと殺されて行く。この全てが、経済論理の中の、一部の優遇者によって、作られている不自然さは、おそらく、この1万年の人間の文化文明の歴史で、一番熾烈で、激しい時代かもしれない。「人の可能性は、無限にあるはず・・・楽しさや、ちょっとした感動、慈しみや、思いやり、希望・・・」今回のGROUND ANGELのテーマを僕は「共存」と言う意味の『COEXISTENCE』にしました。今年も、よろしく御願い致します。

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