15.09.27 02:43

世の中には、様々な、イデオロギーや主義主張、国家の指針、おかれた立場、とにかく、世界には、いろんな多種多様な考え方があり、全てが、自分が正しいと思っている。そんな様々な、考えの中で、一番難しい人間の『業』とも言うべき悲しい癖がある。それは、人と自分を、比べてしまうという心理。これはあらゆる嫉妬と、憎悪を生み出す、きっかけになる。「他人と比べても、何にもならない。」なぜなら、生きてきた状況も、歩んできた道も全く違うという状況下で、その人との全くシュチュエーションの違うもの同士を、無理矢理並べて、自分が負けてるとか、勝ってるとか・・・。殆どの人は、その無意味さと、虚しさを知っている。ただ、解らずに比べ続け、あげくの果ては、自分の価値観を、迷わせる事に繋がり、鬱病になったり、急に落ち込んだりする精神的な疲労感を生む。人は、最初から平等の価値を待ち生まれてくる、しかし、大人になるにつれ、社会から求められる事が、得意分野とは限らなくなる事もある。こういうときに、一番、悔しく感じる事が「比べる」という概念だ。不幸の始まりは、この感覚から始まっているといっても過言ではない。これは個人的にも国家的にも世界的にも同じような流れになっている事である。地球は、この３０年間で、温暖化の影響もあり、かなりの自然破壊と、深刻な状況にもなってしまっている。今や、世界の気候のほとんどが、狂っているように思われる。「夢を持って生きたい」誰しも考える事である。でも、自然災害におびえ、戦争のキナ臭い、雰囲気におびえ、テロまで多発する世界情勢にも、恐々としている今の世界で、心から、信じられる物を見つけるのは困難だ。だったらどうやって、平和や穏やかな生活が出来るのか？・・・ほとんどの人は、何も考えないで、流れのまま、生きているのが「楽でいい」と考える。しかし、この日本の状況を考えても、真実が見えてこないのと同じように、世界の状況もまた、先の見えない状況に陥っている。誰しも感じる巨大な変動期、世界情勢は、微妙に、しかも確実に、変わって行く政治状況。強いては人間関係まで、なんだかギクシャクし出している事に気がつくだろう。気をつけろ、この状況は、決して平穏ではない。だからこそ、自分の価値観を、きちんと、論理的に、整理整頓しておくべきだ。だが、人間には、１００％と０％しかない訳ではない。４０％でも、２０％でも、それが大きな幸せに感じる事もある。しかも、それは『比べられない』・・・僕は、それを・・・そんな部分を「感性」と呼んでいる。