15.12.23 05:00

このことをまず、頭に入れておきましょう。人間は大した大学を出たからって、すごい発明をしたからって、高い地位を得たからといって、お金をたくさん稼いだからって、偉いわけでもありません。発明は、ややもすると、人類の敵に変貌するときもあるし、お金は戦いの源です、いい大学を出ても、いい人間とは限らないし、高い地位を持てば、とんでもない誘惑と罠が待っているからです。考えてから起こす行動と、何も考えないで起こす行動とでは、雲泥の差があるのです。考えることから始めようというのは、何かのアクションを起こすときに、本当にこれでいいのか？ということを、一度、自分の正直な胸に聞いてみるということです。すると不思議に違う方法論が浮かんでくるものです。人は愚かです。でも、その愚かを愛情に変えたり、人情に変えたり、幸せに変えることもできる、妖精のような存在にもなれるのです。考える方向をまず、自分の中のまともな普遍的なことにおき、そこから自分には今こういうやり方しかできないと、悟ることです。そうすると、できることと、やれることがはっきりしてきます。人はいっぺんに何個ものことはできません。自分のできる一個を探してください。あなたができる小さな事柄を、幾つもの優しさの表現から、見つけ出すことからまず始めましょうね。僕もそこから始めました。あなたにできないことはないのです。できないと最初から思い込んでいるだけです。考えて、それでも納得できなくて、また考えて、そこからでも、まだ、迷ってもいいのです。迷うことは考えている証拠。世界平和だの、戦争反対を声高に叫ぶより、あなたがどう思っているか？にかかっていることを、いつも忘れないでくださいね。メリークリスマス、そして来年こそは皆様にとって、素晴らしい年になるように、心から願います。「悲しさは、あなたを大きくするきっかけ、苦しさは、立ち向かうための準備、寂しさは自分が一人で生きていることを悟った瞬間、そして辛さは、あなた自身が選んだ、挑戦する試験です」石井竜也