16.03.11 21:41

「復興」という言葉は、一体どういう事をさすのだろう？。こうして、東北を訪れてみれば、復興どころか、まだまだ、土地さえも未だ何も目立った物は、見受けられない。みんな自分が出来る事を、あの日から考えたり、行動したり、いろいろやっておられたと思う。どんな人でも、人生があるし、思い出、何一つ、無駄な物なんかなかったはず。それが、一気に津波に押し流され、残ったのは、更地になった街のあった土地。でも、果たして、あの場所に住めるのか？心の復興なくして、街の復旧・復興もないのだと、今回改めて思い知らされた。その悲しみは、表現出来ないだろう。そんな悲しさを超えた表現を、言葉は持たない。今回、献歌した人々の中に、多くの家族を亡くした子ども達の姿を見た。心が締め付けられる想いで、必至に歌いました。自然災害の恐怖は、これにとどまらず、いつ何時、何が起こるかも解らない。特に、この島国・日本は、古の頃より、数多くの大災害とたたかってきた国です。その度に、この国の人々は、立ち上がり、生き残った者達で、街を再建してきたのでしょう。僕は、運命なんて言葉は使いたくない。災害とは、本当の虚無です。この時代、人と人や、国と国が利権争い等、してる暇はない。地球自体が変化しているのに、まだ、人々は、自然の驚異に気がつかないでいる。それこそが、まず、世界中で直すべき事ではないでしょうか？