江戸時代の「義兄弟」という発想?
葵
11.04.26 14:55
石井さんが書き込みでおっしゃっていた
>3歳の子を、5歳の子が面倒を見たり、それを12歳の子が監督して行く。
というのは、江戸時代の「義兄弟」「義姉妹」の発想に似ていると思いました。
江戸時代の「義兄弟」は、任侠の世界でお酒を酌み交わす舎弟関係の感覚とは性質がちょっと違います。
江戸時代は、コミュニティの力が非常に強く、町や村全体で、親のない子を育てるのが当たり前だったため、町や村全体がいわば養護施設のような役目を果たしたそうなんです。
その時に結んだのが「義兄弟」「義姉妹」の縁。
孤児になった子も、地域内で「義兄弟」「義姉妹」の縁を結んで、地域の子として育てたといいます。
そして「義兄弟」「義姉妹」になった年上の子は、年下の子の冠婚葬祭など、人生のすべてに関わり、生涯めんどうを見たそうです。
また、兄弟姉妹のいないひとりっ子の場合でも、近所の年上の子と「義兄弟」「義姉妹」の縁を結ぶことで、後々両親の介護や冠婚葬祭などで困らないようにし、誰一人「孤独」に陥らないシステムを作っていたのだそうです。
義兄弟義姉妹を結んだ関係を周りの大人が管理・監視もしていたらしく、その「義兄弟」「義姉妹」関係の結びつきはどうかすると血縁の親戚よりも濃かったとか。
今回の震災で、震災孤児になった子供達にも、こんな「強い縁」のシステムがあったらどんなに安心だろうかと思います。
誰かが必ず、誰かの「義兄弟」「義姉妹」になるシステムでは、たとえ義兄弟・義姉妹に当たる人が何かで亡くなることがあっても、その上にも下にも、義兄弟がいるので、縁は切れません。
義兄弟・義姉妹は古い江戸時代の民間制度ですが、「自分に縁のある人が必ずいる」というのは、どれほど心強いでしょう。
心ならずも今回、震災孤児となってしまった子供達が、石井さんのイメージする「チャイルドハウス」で、震災で失くした「血縁」の代わりになるような、生涯孤独に陥らないような「深い縁」を結べるシステムを作れたらいいなと思います。
2回続けて江戸時代のシステムについて書き込みしてしまいましたが、江戸時代の民間システムこそ、今必要なんじゃないかと、個人的には強く思った次第ですので、年寄りみたいな発言にご不快に思われる方もおられるかもしれませんが、その時は、どうかご容赦いただきたく思います。
