仙台より…
アルコ
11.06.02 20:07
私の勤める障害者施設…
昨日、やっとトイレの水が流せるようになりました。
でも、”やっと”と言っているものの、同じ県内の被災地である南三陸では、まだ水道の復旧率が、1%程だといいます。
今だに給水車から水を汲んでいて、一日一人2リットルまでと制限のある場所もあるそうです。
仮設住宅の入居が決まっても、実際に入居されている人が殆どなく、空室になっているそうです。
電気も水道も使えないから、結局、生活への不安が多く、避難所を離れられないようです。
せっかく当選しても、長いこと入居しないと、今後、辞退してもらう方向も検討中とのことでした。
それを考えると、私の施設の不便さは、まだまだ恵まれているのですが…
あとは、2階の浴室が復旧し、週一回の入浴を二回に増やしてあげること、食養が復旧し、紙皿にラップ生活が終われば…と、願ってしまいます。
うちの利用者さん達は、自分で動けなくても、目が見えなくても、耳が聴こえなくても、声が出せなくても、自分で呼吸ができなくても…皆、生きています。
口からご飯が食べられなくても、陽に当たれなくて外へ出られなくても、度々のてんかん等の発作に襲われながらも…皆、生きてます。
震災で不便な思いをさせてしまっても、辛いと発することすらできない方々もいます。知的レベルが高い方は、職員に気を遣って訴えを我慢してると感じる方もいます。
自分で発信できる方の訴えはもちろんのこと、それができない方々が精一杯表現する、小さな小さなサインを見逃さず、お世話するのが私達の仕事…
週一回の入浴日の夜は、寝付きが良く、朝までぐっすり眠ってくれる方が多く…
言葉で現すことができない利用者さん達の、”お風呂、あったかかったよ””気持ち良かったよ” という声が聴こえてくるような気がします。
五体満足とは言えなくても、確かに生きている命があります。
極端なことを言うと、自分で死を選択することすらできない方々です。
どんなに辛くても、苦しくても…
いや、生まれた時からそれが日常だから、辛いなんて思ってもいないかもしれません。
そんな方もいる、って…言いたかっただけです…
