立ち上がる強さを持つということ
キョウコ
11.06.13 00:10
石井さんと歌を一緒に歌ってみたいというのは、かねてからの願いでもあったので、この2日間、大阪で楽しませていただきました!ありがとうございました。
4日前、福島県の会津若松に行って来ました。私が訪れた温泉地は避難した2000人が温泉街の旅館に滞在して、もう2ヶ月が過ぎようとしています。しかも福島原発から3キロと離れていない人もいる、一番大変な地域です。あの3ヶ月前からどんどん西へと移動してきて、未だに家に戻れない人たちばかりです。
「津波で流されたところは復興できるけど、自分たちはこの先どうなるかわからない・・・」という切実な声を聞いて、何も出来ない自分が辛くもありました。広河隆一さんのチェルノブイリ報告書を今年1月末にたまたま近所の図書館で借りて読み、未だに原発事故の後に誰も立ち入れない地区の存在を知っていただけに、返す言葉もありませんでした。
500戸ほど仮設住宅も出来つつあり、旅館暮らしから解放される人も出始めますが、職を失った人も少なくありません。年金をもらうには早いけどもう年齢が年齢で働き口は見つからないから食費や生活費を心配する人もいました。
そこで今、被災者の皆さんが集まっておしゃべりをしながら編み物を行い、それを被災地以外の人たちで買うことで応援しようというプロジェクトを準備しています。糸も全部リサイクル、材料費もかけません。家に眠っている毛糸などを周りに声をかけて集めています。避難されている人の中から興味のある人が手を挙げてくれたので、色や材質・編み模様も様々なパーツを組み合わせ、パッチワークのようなひざかけをみんなで力をあわせて作ろうと決まりました。
来週の火曜日、再び私は会津若松に行きますが、この編み物で集まる皆さんにこの歌を聞いて欲しいなと心から思いました。そして辛い胸のうちを先日明かしてくれた女性たちの顔を思い浮かべながら、今日は多少音程はズレながらも心を込めて精一杯自分なりに歌いました。そして石井さんからまた前へ進む勇気とエネルギーを与えていただいたことに感謝しています。
