子どもは地域の宝
キョウコ
11.07.26 01:45
先月、福島原発のある大熊町の住民が避難している会津若松市、今月は岩手県宮古市を訪問し、編み物で没頭することで辛いことを少しでも忘れ、そしてそれがお小遣いに繋がればと、生きがい・仕事創りのプロジェクトを立ち上げています。
避難所となる旅館や体育館、仮設住宅の集会場に伺うと、必ずそこには小さなお子さんたちがいます。編み棒を太鼓のバチがわりに叩いて遊んでいる1歳8ヶ月の男の子もいれば、器用に編むおばあちゃんに「次はこの毛糸で髪留めをつくって!」とねだる小学2年生など。自然とその子たちが編み物をする女性たちの輪の真ん中にいて、ご年配の方々もやさしい眼差しと笑顔で接している姿を見ていると、「子どもは地域の宝」だなと再認識します。
いつ家に戻れるかわからない福島の人々、一瞬にして津波ですべてを流された岩手の人々。地域によって状況は違いますが、共通して感じたのは、何も出来ない・しないことが人間にとってどれだけ苦痛なことなのか、です。自分自身が手を動かして物を仕上げる喜び、誰かに期待されていること、目的を持った仲間と新たに知り合って繋がること…小さな活動ですがそれらのことを実現したいと企画の段階で考えていました。そして現場に行って、傍にいる子どもたちがお母さんやおばあちゃんの器用な手、熱心に取り組む姿を見て、尊敬の念を持ってくれたり、今後生きていく中で励みとなるよう、心に残ってくれたらいいなと、さらなる願いが沸いてきています。
