続く道
senka
12.08.08 00:50
今日、Sさんとお会いしました。
Sさんは80歳代の女性。昭和20年8月9日に長崎の工場で被爆された体験を数年前にお聞きしました。
「Sさんにお会いすると8月9日を思いだします。」
「ホントよね。今年は…67年目?今は白血球も正常で症状も出無いけれど、被爆して30年間は、めまい、吐き気、立ちくらみがひどくて、街中でも急に倒れていたのよ。ぴかドンを見ちゃったから角膜がやられちゃって、それも30年かかって治ったけれどね。」
今日は他の用事もあったのでそんな会話で「じゃあね。」と別れました。
うる覚えの話では、
熊本の女学校から長崎の工場へ働きに行ったそうです。
Sさんは目だけがただれ目立つ外傷はありませんでした。
すぐ傍に居たお友達は背中を被爆されて重傷。
そのお友達が、「熊本へ帰りたい。」と一言。
Sさんは友達を背負って歩いて熊本まで帰り、
数日してお友達は自宅で亡くなられたそうです。
どうしても連れて帰りたかった一心で歩いたそうです。
いつも笑顔の身近な人の人生にそんな出来事があったなんて
信じられないけれど、紛れもない事実です。
一人一人の物語が時間と共にそこには在ります。
いつも私たちの生活と共に在ります。
隣の人の横顔、よく見つめてくださいね。
人の様々な人生と共に、私たちは歩んで行きますよ。
