重たい荷物
senka
12.12.28 17:38
以前に、美智子妃殿下が紹介されていた、
新美南吉の「でんでんむしの悲しみ」という童話があります。
第26回IBBYニューデリー大会基調講演
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/ibby/koen-h10sk-newdelhi.html
徳川家康の遺訓には、
「人の一生は重荷を負て遠き道をゆくがごとし・・・」とあります。
でんでん虫の殻の中にいっぱい詰まった悲しみや、人の歩む一生の重荷は、人生のどこかに用意されているものなのでしょうか。
人は、生まれながらに、自分の悲しみや重荷を、すでに背負っているのではないでしょうか。人生の中の何かのきっかけで、その大きさを知ることになる。私は自分と重ね合わせても、そう実感をしているのです。それは子どものころから。
かつて子どもだった多くの大人たちも、同じような心の深きところで感じている不安と、まだ見ぬ未来への期待を抱え、成長をしてきているのだと思います。
目の前に起こる出来事には、私たちは心を尽くして過ごして行かなければなりません。それこそが、人が活き活きと生きるという実践でもあります。多くの様々な人と共に生きて行く私たちは、予測のつかない、一人一人の背負っている悲しみを感じ、理解する努力と許容を持って、人の世を織り成して行かなければなりません。
すでにあるもの。だからこそ、人を思いやる、労わり合うことで・・・
「やがて一人一人,私共全てのふるさとであるこの地球で,平和の道具となっていくために。」美智子妃談
