みんな繋がってる。
祥子
13.02.11 07:56
私の祖父も痴呆でした。長年連れ添った祖母を病気で亡くした後、娘(私から見ると叔母さん)を病気で亡くし、そのショックでおじいちゃんはかなりの精神的ダメージを受けてしまいました。『お金を貸してほしい』と家へ来てみたり、娘の墓参りに行こうと高速に乗ったものの道がわからず車を降りて高速道路を徒歩で逆走し、それを見かけた方が警察に連絡してくださったり、病院に入院してすぐに自分が痴呆だということが受け入れられず、病院を抜け出し近くの線路に入り自殺を図ろうとし、それ時もたまたま見かけた方が助けて下さいました。あのおじいちゃんが変わり果てていく、とても悲しいことではありました。布団の上からそっと触ると足はやせ細り、背中は床ずれで痛々しかった。でも私のおじいちゃんには変わりなく何が一番辛かったか、それはおじいちゃんの娘にあたる私の母の姿でした。おじいちゃんと対面すると、今まで見たことのない母ではなく娘の姿になり、それでも気丈に振る舞う姿がそばで見ていて辛かった。母を支えなければと感じていました。おじいちゃんと最後に会った時、末っ子で親戚内でもオッペケペー隊長のような私に、痴呆で話もなかなか交わらずにいたのが突然しっかりとした眼差しと口調で『しっかりやれよ』と。周りにいた家族も突然のことに驚き、私は嬉しさやら色んな感情が込み上げ泣きそうになりながらも気づかれまいとグッと涙をこらえ、いつものように『わかってるしー』と。帰り道では『おボケさんに心配されてるし〜』と家族で盛り上がったりもして。二日前は、おばあちゃんの17回忌があり、久々におじさんの家に私の家族と叔父さんちの二家族が集まりました。お坊さんに来ていただき、帰り際に『この家の隣に住んでる方に玄関先で、「今日は何かあるんですか?」と聞かれ「17回忌です」、と答えると「今時、17回忌までやるなんて立派だ」と誉めてましたよ。』と。新入りの姪っ子を交えてゲームしたりして、みんなで食事しながらワイワイガヤガヤ。きっかけは法事ですが楽しい時間でもあり。次は来年の秋、おじいちゃんの13回忌です。その前にみんなでどこか行こうよ、と話もしました。早くまたみんなで会いたい。今から来年の秋が待ち遠しい私。おじいちゃんやおばあちゃんが亡くなったことは寂しいけれど、2人をきっかけにこんなに楽しい時間が過ごせました。みんな仲良くやってるからね。またみんなで会おうね。それまでまた私頑張るからね。
