喋らなかった幼少期。
しゅりんぷ
13.04.01 00:30
私は幼稚園、小学校で言葉を発しない子どもでした。大きな理由もなく、自分でも何故か分からないけど、ただ喋りたくなかった。何を聞かれても絶対に黙っている「喋らない子」で有名でした。
幼稚園では物を盗られたり、言葉でイジメられました。人間ってなんて意地悪な生き物なんだろうと思いました。「幽霊みたい」「存在感がない」等々とよく言われました。ただ、家や近所では普通に喋っていました。
幸運だったのは、周りの友達に恵まれていた事です。小学校でクラスの人気者がずっと一緒にいてくれたり、私を喋らそう笑わそうと何度もチャレンジしてくれた同級生がいた事。私は3〜4年生頃から少しずつ変わって行きました。誰も関わろうとしてくれなかったら、私は今も自分を閉ざしたままかもしれません。
家族には心配を掛けたし、私の知らない苦労も沢山あったと思います。辛抱強く見守ってくれた事に感謝です。病院に連れて行かれていたら、どんな病名が付いていたんでしょう?
これは今でも、周りには話したくない過去です。誰かが知らない誰かに言うので、後々まで言われ続け、辛い思いをしました。
そんな私は学生の時(15年以上前ですが)、障害がある方々と知り合いました。脳性麻痺の方…杖で足を引きずるように歩く方、管をつないでいる方、車椅子の方、様々でした。一緒に歩いていると、ジロジロ見られました。彼らは、いつもの事だと気にしていません。なぜ、こういう風に見られるのか?
「お前は1センチの段差でつまずくやろ?」って笑い合うジョークも衝撃でした。自分たちの障害を受け入れているからこその言葉。その中で私の心の師匠と思える強い人に出逢いました。恋心を抱いてしまうくらい素敵な心の持ち主でした。
私は思うのです。知らないからジロジロ見たり、避けたり怖がったりする。知れば、変わります。知れば絶対に、車椅子専用駐車場に車をとめたりしない!点字ブロックの上に自転車をとめたりしない!もっと優しくなれるはずです。小さい頃から一緒に過ごせば、誰も偏見も持たないし、個々の能力を周りが認めると思う。
私は彼らと出逢ってから、この社会の構造は間違っていると、ずっと思って来ました。もっと自然に接点が持てるように根本から変わって行く事を願います。
4月2日は青い物を身に付けて過ごします。
