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GROUND ANGEL 2002-2011の
活動内容はコチラ
REPORT 〜ご報告〜
2011年4月3日 MIND from MIND LIVE広島公演
震災より1週間のうちに開催を決定した今回の「MIND from MIND LIVE」。その会場を決める際に、石井竜也自らが熱望した場所がここ「広島」でした。“本当のGROUND ZEROは、広島・長崎じゃないだろうか”と、原爆投下60周年を迎えた2005年に、平和祈念イベント「GROUND ANGEL in HIROSHIMA」を行った地でもあります。
「僕は広島や長崎というのは、ある意味災害のモデルシティだと思っているんです。あの荒れ野原がここまでの美しい町になった。人の力は本当にすごいと、2005年にここで“GROUND ANGEL”を行わせていただいたときに心から感じました。いろんな事があったでしょうけど、広島や長崎の人は復興させたんですね、町を。“道のりは長いかもしれないけど頑張ってください”と、広島の人から言われると、被災地の人は心強いと思います」
そして今回のライブ・ペインティングでは、石井が広島のために制作した「HIROSHIMA’05」の楽曲をバックに無数の“心”の文字を重ね、日の丸を完成。「日本の国旗は、シンプルな中にも全てが入っています。昔はこの国旗のもとに死んでいった人もいっぱいいますけど…改めて見ると、世界にこんなきれいな国旗ってあるのかなというくらいに、すごいデザインだと思いますね」
ライブ・ペインティングの間には、「どんなことでも 越えられる道はある」と力強く歌う『旅の途中で』ほか7曲を披露。またMCでは、テレビの報道を見ているだけでは伝わってこない壮絶な被災地の状況や、東北の人の人間性についても語りました。
「東北の人達は、コミューンで生きているんですね。親戚が同じようなところに住んでいて、近所で食べ物を届け合ったり、おじいちゃんの世話をし合ったりしている場所なんです。なので、たとえ逃げたいと思っていても、そういうコミューンで生きているから、なかなかそこから出られない状況にあるんです。皆テレビではニコッと笑っていても、笑い顔の裏は本当に辛い状況で…そこをわかってあげて頂きたいと思います」
アンコールでは『はなひとひら』『未完成の自画像』に続き、廃校を迎えた岩手県の小学校のために97年に作られた『緑の窓』を披露。「みんな 必ず 忘れないよ」「さようなら この景色」という歌詞が、今の東北の現状と重なり、胸を締め付けます。「僕らはこの時代をある程度謳歌したと思うけれど、この次の世代の子どもたちのためにも、今の状況をどうにかしてあげないと」と熱い思いを伝え、大阪、名古屋、広島と西日本の3カ所で行われたライブは、ここで一旦終了となりました。
そしてライブ終了後にロビーにて行われた募金の総額は、1,229,610円となりました。このコンサートで描いた国旗の絵画3枚と、NHKの番組収録で描かれた絵画1枚の計4枚は、後日チャリティーオークションを行い、その売上とあわせ被災地の支援に役立たせていただきます。
MIND from MINDの活動はこれからも続いていきます。末永いご協力をよろしくお願い致します。
GROUND ANGEL presents MIND from MIND LIVE
2011.04.03 at HIROSHIMA / NTT Cred Hall
SET LIST
<painting 1>
M1 THE WING OF DREAMS ~Serenity World~(Inst.)
M2 GROUND ANGEL(Inst.)
M3 HIROSHIMA'05 (Inst.)
<MC>
M4 夕焼け飛行船~空虚~(Inst.)
M5 君に戻ろう
M6 安心の岸辺
M7 天使の羽音
<painting 2>
M8 旅の途中で
M9 始めてみよう
M10 未知への道
<painting 3>
<MC>
M11 遠い出来事
-ENCORE-
<MC>
M12 AMAZING GRACE / 原田真二
<MC>
M13 はなひとひら
<MC>
M14 未完成の自画像
<MC>
M15 緑の窓
※広島公演のアンコールでは、広島出身の原田真二さんが賛同し駆けつけてくださり、今悲しみや苦しみの壁を乗り越えようとしている人達のところへ温かい気持ちが届くようにと、『AMAZING GRACE』をご披露いただきました。
MfM LIVE 広島公演